荒川区議の報酬。

こんばんは!


野良猫の出産シーズン真っ只中という事もありまして、議会活動をしっかりとこなしつつ、連日連夜の捕獲と動物病院への搬送、そして大津の件で見直しの必要性が高まっている子供達の通学路やお散歩コースの安全性の確認など、忙しいながらも充実した日々を過ごすことができています!


6月14日の午前1時30分を間もなく迎えようとしていますが、捕獲に向けて猫を待つ間に一本ブログを更新。








区議として活動を行わせていただいて間もなく1ヶ月半が過ぎようとしていますが、最近よく言われるのが


「議員さんなんだからたくさんお給料もらってるんでしょー?」


という声がチラホラと。


特に政治活動のサポート業務をセールスしてくださる業者さんからは色々な勧誘があり、議員向けという事もあって値段もそこそこのモノが多いです。


選挙を手伝ってくれた友人でさえも宮本は高収入であるという認識をしているので、これは一度確認の意味も込めてブログに明記をした方がいいなと思い、その詳細を今回のエントリーとさせていただきたいと思います。

まず、荒川区議会議員の議員報酬は月額で60万6千円。


役職がつくと増える事はありますが、現状は何も役職のない宮本はこの金額を支給していただいています。


上の画像は今年の荒川区議会議員選挙の際に配布をしていた公選チラシですが、一番下の部分をご覧ください。


私は選挙公約で「議員報酬として受ける金額の50%を出来高とし、任期満了時点で公約の達成程度に応じて受け取る」としています。


すなわち、毎月支給される議員報酬の50%には手をつけず、残りの50%相当額で生活および政治活動をしています。


議員報酬は社会保障費や住民税などの税金が引かれると50万円を切るくらい。


ですので、毎月の収入としては大体25万円弱であり、そこから党費や政治活動用のビラの制作、ポスター等の広報費がどうしても支出としてありますので、本当に自由に使える金額としては10万円ちょっと。


同じ議員さんにも本当にそんな事やってるの?と苦笑いされますが、本当にやっています。笑


公約を全て達成すれば任期満了時に受け取ることができますし、選挙の時にだけ良いことを言う、大きいことを言うのは自身が最も忌み嫌うやり方なので、当然全ての公約を達成すべく4年間活動していきます。



ここでもう1つ問題になるのは、出来高分の50%というのはどういう内訳で満了時に受け取るのか、ということ。


選挙の時からこれは説明いたしておりましたが、上記画像の公約の各項目にパーセンテージを振り分けまして、その項が達成できればそこに振ったパーセンテージ分を満了時に受け取るという方法を採用しています。


以下、各項目のパーセンテージになりますのでご参照ください。





【子育て分野】
1、待機児童を任期4年の間にゼロに(10%)
2、小学校から高校生まで、放課後の時間を活用して荒川区の文化やスポーツに携わることができる環境を作る(5%)

3、荒川区独自の給付型奨学金設立(5%)



【野良猫問題】
1、糞尿被害を減らすために猫トイレの設置を実現(5%)
2、荒川区登録の繁殖抑制団体数を増加させ、現状の区内面積に対する団体活動エリア20%を50%まで上昇させる(5%)
3、荒川区が行政として譲渡を進める環境の整備。譲渡会を含め区の広報の活用など。(5%)


【労働分野】
1、区内事業所に対して、議会として労働法の遵守を求める声明を出す(3%)
2、区内事業所内での基本的な労働法を明示することを求めていく(2%)
3、区内在住・在勤の労働者が不当な労働環境に置かれた場合に、相談できる窓口を区役所内に設置をする(5%)
4、荒川区立の中学校等において、労働問題や労働法について基礎的な知識を学ぶ機会をつくる(5%)






かっこ内部は達成時に受け取れるパーセンテージを示しています。


5%とある項については、出来高分50%のうち5%です。


5/50と表記した方が分かりやすいかもしれません。






細かくなりまして分かりづらい部分もあるかと思いますが、任期満了時に私が万が一にも不正を働き、公約を達成していないのに出来高分を受け取ることがないよう、自分の中の悪魔が目覚める可能性を極力排除する意味でもここに明記いたしました。




最後に、猫の問題ばかりに取り組んでいると思われがちですが、公約に振り分けたパーセンテージを見てもらえば分かるように、公約に掲げたどの分野に対しても同じ熱量で取り組みます。



それはもちろん全てに本気で取り組んで達成しなければ出来高分が受け取れない事もありますが、それ以上に私が政治家になろうと思ったキッカケは少子高齢化に対する政治家の見通しの甘さや、労働法が形骸化して労働者の権利が軽視される社会で本当に良いのかとの想いが強くあったからです。




猫の問題は荒川区独自の問題である部分も強く、選挙前から繁殖抑制の活動に携わらせていただき、これまでの活動が政治や選挙のためではなく一区民として本当に野良猫の問題を解決していきたいということを証明するためにも、ボランティアとして活動を継続しています。


子育て分野に関しては、既に担当各所の職員さんに対して区民の方から寄せられた声や要望を届けており、前向きな検討をしていただいているところです。




その他には荒川区の道路に関する問題でも区民の方から要望を頂戴し、所轄警察署と連携して改善に向けた取り組みをお約束いただいています。




もちろん、改善が見られない、またはまだまだ足りないんじゃないかと思うことがあれば、本会議での一般質問等も活用して取り組みを行って参ります。



本日は宮本の高収入疑惑と、公約の各項目に対する振り分けまでの説明を行わせていただきました。




それでは、本日はこの辺で!

みやもと 舜馬

荒川区生まれ 荒川区育ち。

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