荒川区での待機児童解消に向けた取り組みについて提案してきました!(予算委員会4日目:民生費)
こんばんは。
本日は予算委員会4日目の民生費の審議について書き進めます!
民生費の中には保育に対する項目も含まれていて、当選から今日まで積極的な問題提起と議論を行なってきたと個人的には自負をしている待機児童問題について質問をしてきました。(猫問題だけじゃないよ..ボソッ)
先日のブログでも触れましたが、今年の6月から「東京都のベビーシッター利用事業に対する助成」が荒川区でも利用開始の予定がされていることについて、昨年の決算委員会内で実施を求める質問をした私としては、とても喜ばしいことです。
実は、私がこのベビーシッター利用事業の実施を当選後すぐに区に求めていこうと決意したのにはエピソードがあります。
昨年4月の荒川区議会議員選挙の際に、区内で子育てをしている親御様から実施の要望を受けたことでこの事業の詳細を知り、そういったニーズが区内にあることを認識しました。
待機児童を含めた保育の実情を教えていただいたことで、行政が担っている保育の重要性をそれまで以上に意識するようになったことと合わせて、一介の候補者に過ぎない私にわざわざ連絡をして要望を伝えてくださった想いを実現したいとその時に強く感じました。
荒川区は保育や子育てに力を入れており、他区に比べても待機児童が少ないのも事実です。
一方で、荒川区は保育園を増やそうにも土地の確保が難しいという事情があり、更に保育ニーズに応えるために保育園を新設するにも時間を要します。
更に、荒川区の待機児童はその全てが1歳児であるという特性も踏まえ、保育園整備によって受け皿の絶対数を増やすという根本的解決と並行して、即効性があり、1歳児にピンポイントで狙いを定めて進められる政策を実行する必要があるのではないかと考えるため、居宅訪問型保育は荒川区で積極的に制度設計を進めるべきだと思います。
当選から1年が経ってしまいましたが、このような経緯があったので実施予定の報告ができることには特別な想いがあります。
と、ここまでであれば、良い話で終わるところですが、東京都のベビーシッター利用事業には落とし穴があると指摘をされていることをご存知でしょうか?
ベビーシッター利用によって補助を受けた金額が、雑所得として課税対象になってしまうという問題です。
昨年の決算委員会では、荒川区でも利用できるようにするべきという提案で終わってしまいましたが、今回の予算委員会ではこの問題点を踏まえて、一歩踏み込んだ提案も行ってきました。
江東区の三次ゆかり議員に確認したところ、江東区では居宅訪問型保育(いわゆるベビーシッター)を認可事業として行っており、費用は保育料として計算されるので雑所得などの税制上の懸念は一切ないそうです。
しかも、都のベビーシッター事業と江東区認可事業の居宅訪問型保育は事業者が同じであり、保育の質の面でも違いはありません。
これらの事実を踏まえ、荒川区でも認可事業としての居宅訪問型保育を制度化して進めて行くべきという提案を今回の予算委員会では行いました。
そもそも論になってしまいますが、保育は多額の税が投入されて進められる事業であり、保育が必要な全ての家庭に保育サービスの提供が行われず、待機児童が発生している現状は、同じ納税者の中でもサービスを受けられる人と受けられない人で不公平が生じています。
荒川区のこれまでの取り組みは評価しつつも、本当に待機児童を解消する決意があるのであれば、居宅訪問型保育は積極的に進めていくべきだと考えます。
そんな事をブログ記事にまとめていたところ、本日、あたらしい党の代表である音喜多参議院議員が国会で「所得税法における保育の取り扱いについて」質問をされていました。
国が非課税としてくれれば、都の事業に一本化ができ、荒川区で新たに認可事業として進める必要はなくなるので、これから国の動きを注視していきたいと思います。
今日はこの辺りで。
ではっ!
1コメント
2020.03.18 23:12