荒川区の保育対応について(コロナウィルス対策)
こんばんは。
コロナウィルスが全世界で猛威を振っており、日本でも感染者の増加が始まっています。
荒川区では、感染者の区単位での発表は行わないという都の方針に倣い、これまでは感染者が出たのか出ていないのか明らかにされていませんでした。
しかし、足立区や江戸川区では区の独自の判断で感染者が出た場合には公表を行なっており、荒川区でも不要な混乱を生まないためにも正確な情報発信を行うべきという指摘を行ってきたところです。
昨日、都が区単位での公表とする方針に切り替えたことによって、荒川区でも感染者が出た場合には情報の更新がされるようになりました。
コロナウィルス対策への情報公開を求めてきた私としては、区によって正確な情報が発信されるようになった事に、まずは安堵しています。
一方で、最近ではコロナについて保育対策への問い合わせが増えておりますので、現段階で私が区から説明を受けている情報と、個別に区民の方から問い合わせを受け、区に確認をした内容について読者の皆様に共有させていただきたいと思います。
1、自主休園期間の保育料はどうなるのか
2、在園児の自主休園対応について
3、入園児の自主休園対応について
以上、3点について順に説明をしていきます。
1、自主休園期間の保育料について
保育園への登園を自粛する場合の保育料については、1ヶ月丸々欠席する場合には保育料はかからないとのことです。
ただし、保育料の日割計算ができず、1日でも登園をする場合には1ヶ月分の保育料がかかってしまうのでご注意ください。
2、在園児の自主休園対応について
既存のルールでは、2ヶ月以上欠席をする場合には退園となってしまいますが、コロナウィルスへの対策としてこのルールを適用しないとのこと。(4月末まで)
5月1日に復帰が原則ですが、これが難しい場合には会社作成の育休延長証明書を提出をすれば延長可能という通知が各家庭に送付されているそうです。
私のもとにお問い合わせくださった方や、私自身でも確認をしたところ、個々の家庭事情によって臨機応変な対応をするとのことで、必ずしも会社作成の書類がなくても延長は可能とのことです。
この点は区民の方からもご意見を頂戴している部分であり、必ずしも会社からの証明書がなくても事情によっては延長可能なのであればそれを明記するべきといった声や、世田谷区のように会社からの書類を必要から不要へ方針を転換した区を参考にすべきという声も寄せられています。
もしこれを読んでいただいている方で、延長を希望される方がいらっしゃいましたら、まずは保育課は相談をしてみてください。
そして、皆様から寄せられた上記の意見や要望は私が責任を持って区に伝えていきます。
3、入園児の自主休園対応について
4月から利用開始の保育園と学童クラブについても、既存のルールだと4月末までの職場復帰が必要でしたが、コロナウィルスの影響を受けて5月末日までに延長がされています。
こちらについても、各ご家庭には会社作成の書類の提出を求める旨の通知が区から届いているかと思いますが、臨機応変な対応が可能とのことで、延長を考えている方はまずは保育課に個別相談をしてみてください。
4月利用開始予定のご家庭からも、在園時の職場復帰の期日延長と同じようなご意見を頂戴しています。
区からの登園自粛や家庭保育を求める旨を記した書類が無いと、職場に説明や相談をしづらいという声も寄せられており、この点については日付が変わって本日役所が開き次第担当課に相談をする予定です。
先日私が問い合わせをした際には、不承諾になっている家庭への配慮もあるので、自主休園する際には正式な書類や手続きを行ってもらうようにしているとの説明がありました。
確かに、待機児童を抱えるご家庭には一定の配慮をすべきと思いますが、コロナウィルスは厄災であり、何よりも感染抑制のために各々が行動しなければなりません。
一定程度、待機児童の問題とは切り離して考えて対応を講じていく必要があるのではないでしょうか。
現に、世田谷区などでは自主休園に際して会社発行書類の提出は不要にした区もあると伺っています。
じゃあ、世田谷区は待機児童に配慮をしていないのかと言えばそんなことはなく、待機児童問題とは一定程度切り離した上で、感染拡大をいかにして阻止するかに主眼を置いた対応だと私は評価をします。
これらの頂戴した意見をふまえ、保育課には皆様の意見を伝え、これから対応が求められる部分については可能な限り区民のリアルな声や要望が反映されていくよう私も最大限の働きかけを行います。
非常時だからこそ積極的な情報の発信と共に、区民の皆様からお預かりした意見はしっかりと区に伝えて実現可能性を探って参ります。
引き続き、ご意見やご要望がありましたらTwitterのDMやLINE@からお気軽にお問い合わせください。
本日はこのへんで。
ではっ!
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2020.04.03 08:47